新QC七つ道具の要点とひっかけ(QC検定3級 論点テキスト)
QC検定3級の手法分野のうち、「新QC七つ道具」にあたる3論点を、要点21本・ひっかけ9本にまとめました。
最終更新:2026年10月4日
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このページの論点
親和図法・連関図法
親和図法(KJ法)と連関図法の目的・扱うデータ・特性要因図との違いを扱う論点。
要点
- 新QC七つ道具は言語データを扱う手法群で、QC七つ道具は数値データを扱う。
- 親和図法は、事実・意見・発想などの言語データを親和性でグループ化し、問題の構造を明らかにする。
- 会議で意見や発想がバラバラに出て全体像がつかめないときは、親和図法で整理する。
- 親和図法は、川喜田二郎氏が考案した発想整理法をもとにしており、別名KJ法と呼ばれる。
- 連関図法は、原因と結果が複雑に絡み合った問題で、関係を論理的に矢線でつないで因果関係を明らかにする。
- 多数の要因が互いに影響し合い、単純な因果関係で捉えきれないときは、連関図法で整理する。
- 特性要因図は人・機械・材料・方法などのカテゴリに分けて整理するが、連関図法はカテゴリにとらわれず自由に矢線でつなぐ。
ひっかけ
- 親和図法は、数値データをグラフ化してばらつきを見る手法ではない。扱うのは言語データである。
- 連関図法と取り違えない。親和図法は言語データのグループ化、マトリックス・データ解析法は数値データの解析、PDPC法は事態の進展に応じた対応策の検討である。
- 計量値・計数値・時系列は、新QC七つ道具が扱うデータの種類ではない。扱うのは言語データである。
系統図法・マトリックス図法・データ解析法
系統図法・マトリックス図法・マトリックス・データ解析法の使い分けを扱う論点。目的の展開か、対応関係か、数値データかで選ぶ。
要点
- 系統図法は、目的・目標を達成する手段を上位から下位へ順次展開し、最適な手段を系統的に追求する。
- 系統図法の展開には、方策展開型と構成要素展開型の2種類があるとされる。
- 目標を実行可能な施策まで段階的に具体化したいときは、系統図法を使う。
- マトリックス図法は、行と列に要素を配置した二元表で対応関係を表し、交点に着目して問題の所在や着想を得る。
- 複数の製品と複数の工程の対応関係を一覧にして整理したいときは、マトリックス図法を使う。
- マトリックス・データ解析法は、新QC七つ道具で唯一数値データを扱い、主成分分析などの多変量解析で整理する。
- 多数の評価項目の数値データを少数の合成軸にまとめて全体の傾向を見やすくしたいときは、マトリックス・データ解析法を使う。
- マトリックス図法は言語データの対応関係を整理し、マトリックス・データ解析法は数値データを統計的に処理する。
ひっかけ
- マトリックス図法とマトリックス・データ解析法は名前が似るが別の手法で、対象とするデータの種類が異なる。
- 事態の進展に応じた分岐や不測の事態への対応策を事前に検討するのはPDPC法で、系統図法ではない。
- 系統図法は目的から手段への展開。因果関係を矢線でつなぐのは連関図法で、混同しない。
アローダイアグラム法・PDPC法
アローダイアグラム法とPDPC法の用途、クリティカルパスの意味を扱う論点。日程か、不測の事態への備えかで見分ける。
要点
- アローダイアグラム法は、作業の順序関係を矢線と結合点で表し、日程計画の作成や進度管理に使う。
- クリティカルパスは、所要日数の合計が最も長くなる経路で、全体の工期を左右する。
- PDPC法は、事態の進展で様々な結果が想定される問題で、望ましい結果に至る過程を予測し、不測の事態への対応策を事前に検討する。
- PDPC法は、前例の少ない新規性の高いテーマや不確実性の高い計画の検討に適している。
- 新設備の導入でトラブルを想定し、複数の道筋と分岐ごとの対応策を図示したいときは、PDPC法を使う。
- アローダイアグラムは「矢=日程」の図と覚える。
ひっかけ
- アローダイアグラム法は日程管理の手法で、不測の事態への備えを主眼とするのはPDPC法である。両者を取り違えない。
- クリティカルパスは最短の経路ではなく、一番時間がかかる経路である。
- 日程計画の作成を主眼とするのはアローダイアグラム法で、PDPC法ではない。PDPC法は対応策の検討に使う。
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出典と作り方
この読み物は、日本規格協会「品質管理検定レベル表」(Ver.20150130.2)の項目の順に、アプリ「QCウカール」の収録問題の解説をもとにアプリ製薬が作成したものです。公式の文章の転載ではありません。 問題文・選択肢は載せていません。
- 品質管理検定レベル表 3級(https://webdesk.jsa.or.jp/pdf/qc/md_4609.pdf)
- 品質管理検定レベル表 4級(https://webdesk.jsa.or.jp/pdf/qc/md_4610.pdf)