QC検定3級・4級の練習問題20問|無料・解説つき(過去問がない試験の対策)

QC検定は、市販の過去問題集がありません。実施団体の一般財団法人日本規格協会(JSA)が 公表しているのは「公式問題例」(3級CBT25問・4級CBT17問)だけで、実施済みの試験問題そのものは 公開されていません。このページでは、公式が定める出題範囲(品質管理検定レベル表)と 公式問題例の傾向に沿って作成した練習問題を、3級8問・4級12問の計20問、無料・解説つきで公開します。 選択肢はア〜エの四者択一で、本試験と同じ形式です。

※本ページの問題はアプリ製薬が独自に作成したオリジナル問題であり、JSAの公式問題例や 本試験の問題文そのものではありません。日本規格協会・日本科学技術連盟その他の実施団体を 代表するものではありません。

1QC検定に「過去問」がない、というのは本当か

「QC検定 過去問」で探している方に先にお伝えすると、QC検定は他の多くの検定試験と違い、 実施済みの試験問題を過去問題集として販売・公開していません。 公式に確認できるのは、JSAが公開している「QC検定 公式問題例」(3級CBT25問・4級CBT17問=計42問)と、 出題範囲を定めた「品質管理検定レベル表」(Ver.20150130.2)の2つだけです。

過去問が使えない以上、対策としてできることは、①レベル表で「何が範囲か」を押さえる、 ②公式問題例で「どんな型で問われるか」を知る、③その範囲・型に沿った練習問題を数多く解く、 の3段階になります。このページの20問は③にあたる練習問題で、 公式問題例42問を実測したページで分かった「穴埋め型が主役」「最も適切/最も不適切という問い方」 という傾向を反映しています。

23級 練習問題(8問)

3級の出題分野「手法分野」「実践分野」から、それぞれ4問ずつです。

手法分野(3級)

3級・手法分野

問1

次の文章において、( A )に入る語句として最も適切なものはどれか。 「長さ、重さ、時間のように、連続的な尺度上の値として測定されるデータを( A )という。」

  • ア計量値
  • イ計数値
  • ウ代表値
  • エ標本値
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正解:ア 計量値

連続的な尺度上の値として測定されるデータは計量値と呼ばれる。計数値は個数を数えて得られるデータ、代表値は平均などデータの中心を表す値、標本値はサンプルから得た値であり、いずれも空欄の説明とは異なる。

問2

次のデータについて、平均値として最も適切なものはどれか。 データ: 2, 4, 6, 8, 10

  • ア6
  • イ5
  • ウ8
  • エ10
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正解:ア 6

データの合計は2+4+6+8+10=30であり、データ数5で割ると平均値は30÷5=6となる。他の選択肢は合計や個数を誤って計算した場合や、範囲・中央値と混同した場合に生じやすい値である。

問3

次のデータについて、範囲(レンジ、R)として最も適切なものはどれか。 データ: 2, 4, 6, 8, 10

  • ア6
  • イ8
  • ウ10
  • エ2
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正解:イ 8

範囲Rは最大値から最小値を引いた値であり、このデータでは最大値10、最小値2なので、R=10-2=8となる。他の選択肢は平均値や最大値、最小値そのものを取り違えた場合に生じる値である。

問4

ヒストグラムを作成する目的として、最も適切なものはどれか。

  • ア計量値データの分布の形(中心位置やばらつき、山の形状)を視覚的に把握するため
  • イ2つの特性の間にどのような相関関係があるかを散布図上の点の散らばりから把握するため
  • ウ不適合の項目別発生件数を大きい順に並べて重点項目を把握するため
  • エ時間の経過や測定順序に伴う特性値の変化の傾向を把握するため
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正解:ア

ヒストグラムは計量値データを区間に分けて棒状に表し、分布の中心位置やばらつき、山の形状を視覚的に把握するために用いる。『2つの特性間の相関関係を散布図上の点の散らばりから把握すること』は散布図、『不適合の項目別発生件数を大きい順に並べて重点項目を把握すること』はパレート図、『時間の経過や測定順序に伴う特性値の変化の傾向を把握すること』は折れ線グラフ(推移図)の目的である。

実践分野(3級)

3級・実践分野

問5

次の文章において、( A )に入る語句として最も適切なものはどれか。「品質管理では、不良やばらつきという結果を( A )と呼び、それを引き起こす原因となる要素を要因と呼んで区別する。」

  • ア規格
  • イロット
  • ウ標準
  • エ特性
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正解:エ 特性

結果として現れる品質上の特徴(不良やばらつきなど)を特性と呼び、それを引き起こす原因側の要素を要因と呼んで区別する。規格やロット、標準はこの文脈での「結果」を表す語句ではない。

問6

次の文章において、( A )〜( B )に入る語句の組合せとして最も適切なものはどれか。「発生した不具合の被害拡大を防ぐ一時的な処置を( A )といい、原因を除去して同じ不具合の再発を防ぐ活動を( B )という。」

  • アA:応急対策 B:再発防止
  • イA:再発防止 B:応急対策
  • ウA:未然防止 B:予測予防
  • エA:予測予防 B:未然防止
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正解:ア

被害拡大を防ぐ一時的な処置は応急対策であり、原因を除去して再発を防ぐ活動は再発防止である。両者の順序を入れ替えた組合せや、未然防止・予測予防を当てはめる組合せは誤りとなる。

問7

次の文章において、( A )に入る語句として最も適切なものはどれか。JIS Q 9000では、品質を「対象に本来備わっている特性の集まりが、( A )を満たす程度」と定義している。

  • ア販売価格
  • イ要求事項
  • ウ製造原価
  • エ出荷数量
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正解:イ 要求事項

JIS Q 9000では、品質を「対象に本来備わっている特性の集まりが、要求事項を満たす程度」と定義している。販売価格や製造原価、出荷数量はこの定義における「満たすべき対象」ではない。

問8

次の文章において、( A )・( B )に入る語句の組合せとして最も適切なものはどれか。「設計図面や規格として目標に定めた品質を( A )といい、実際に製造された製品が持つ品質を( B )という。」

  • アA:できばえの品質 B:ねらいの品質
  • イA:ねらいの品質 B:できばえの品質
  • ウA:要求品質 B:品質要素
  • エA:品質要素 B:要求品質
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正解:イ

設計図面や規格として目標に定めた品質はねらいの品質、実際に製造された製品が持つ品質はできばえの品質である。要求品質・品質要素は顧客要求とその技術的翻訳を表す別の概念であり、この文脈には当てはまらない。

34級 練習問題(12問)

4級の出題分野「実践分野」「手法分野」「企業活動の基本」から、それぞれ4問ずつです(「企業活動の基本」は4級だけの独立区分で3級では出題されません)。

実践分野(4級)

4級・実践分野

問9

次の文章において、( A )に入る語句として最も適切なものはどれか。「品質が悪いと、お客様の信頼を失い、( A )にもつながるため、品質は企業活動において最も重視すべき要素の一つである。」

  • ア生産効率を高めて製造コストを引き下げること
  • イ会社の存続に関わる大きな損失
  • ウ従業員の労働時間の短縮
  • エ原材料費の削減
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正解:イ

品質不良は顧客の信頼を失わせ、クレームや売上減少など会社の存続に関わる大きな損失につながる。品質は利益や効率だけでなく企業存続の基盤であると理解することが重要である。

問10

次の文章において、( A )に入る語句として最も適切なものはどれか。「品質管理とは、お客様の要求に合った品質の製品やサービスを、( A )に提供するための活動である。」

  • アできるだけ高い価格で販売することだけを重視して
  • イ一部の得意先だけ
  • ウ短期間に集中して
  • エ経済的に(無駄なく効率よく)
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正解:エ

品質管理は、お客様の要求に合った品質の製品・サービスを、経済的すなわち無駄なく効率よく提供するための活動である。単に高い価格で売ることや、短期間だけ集中して取り組むことを目指す活動ではない。

問11

次の文章において、( A )に入る語句として最も適切なものはどれか。「設計段階で目標として定めた品質を( A )といい、実際にできあがった製品が持つ品質を出来ばえの品質という。」

  • アねらいの品質
  • イ苦情対応の品質水準
  • ウ検査の品質
  • エ販売の品質
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正解:ア ねらいの品質

設計段階で目標として定めた品質を「ねらいの品質」といい、実際に製造されてできあがった製品が持つ品質を「出来ばえの品質」という。両者を区別して理解することが重要である。

問12

次の文章において、( A )に入る語句として最も適切なものはどれか。「PDCAサイクルは、Plan(計画)→Do(実行)→Check(( A ))→Act(処置)の順に回す。」

  • ア作業の中止
  • イ評価・確認
  • ウ販売
  • エ廃棄
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正解:イ 評価・確認

PDCAサイクルのCheckは、計画どおりに実行できたかを評価・確認する段階である。Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価・確認)・Act(処置)の4段階を繰り返し回すことで改善を進める。

手法分野(4級)

4級・手法分野

問13

品質管理において、調べたい対象全体のことを( A )という。( A )に入る語句として最も適切なものはどれか。

  • ア母集団
  • イサンプル数
  • ウ検査ロット
  • エ層別データ
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正解:ア 母集団

調べようとしている対象全体の集まりを母集団といい、その一部を取り出したものをサンプル(試料)と呼んで、母集団の性質を推測するために用いる。母集団とサンプルの違いを正しく区別して覚えておくことが大切である。

問14

長さや重さ、時間のように、はかりや物差しなどで測定して得られる連続的な値を( A )という。( A )に入る語句として最も適切なものはどれか。

  • ア計量値
  • イ計数値
  • ウ標準規格値
  • エ検査基準値
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正解:ア 計量値

長さ、重さ、時間、温度のように、測定器を使って連続的な量として測るデータを計量値といい、整数だけでなく小数を含む値になることが多い。計量値と計数値の区別は、その後のグラフの選び方にもつながる基本の考え方である。

問15

データを機械別・作業者別・時間帯別などのグループに分けて調べることを( A )という。( A )に入る語句として最も適切なものはどれか。

  • ア標準化
  • イサンプリング
  • ウ平均化
  • エ層別
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正解:エ 層別

データを機械別、作業者別、時間帯別、原材料別などの共通する特徴でグループ分けして調べることを層別といい、問題の原因を探る手がかりになる。目的に合わないデータを集めても、あとで役に立たない点に注意したい。

問16

同じ条件で作られた製品でも、寸法や重さなどの値が少しずつ異なることを( A )という。( A )に入る語句として最も適切なものはどれか。

  • ア層別化
  • イサンプリング
  • ウ標準寸法
  • エばらつき
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正解:エ ばらつき

同じ条件で作っても、原材料や機械、作業者、測定などのわずかな違いによって、製品の寸法や重さの値が少しずつ異なることをばらつきという。平均とばらつきは、どちらもデータを理解するうえで欠かせない基本の考え方である。

企業活動の基本(4級)

4級・企業活動の基本

問17

企業活動における「QCD」の組み合わせとして最も適切なものはどれか。

  • ア品質・技術・人材
  • イ品質・コスト・納期
  • ウコスト・安全・環境
  • エ品質・生産性・士気
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正解:イ 品質・コスト・納期

QCDとは、Quality(品質)・Cost(コスト)・Delivery(納期)の頭文字をとった言葉で、企業がものやサービスを提供するうえで管理すべき代表的な3つの要素を表している。

問18

職場における総合的な「品質」を考えるとき、QCDに加えて重視される要素の組み合わせとして最も適切なものはどれか。

  • ア利益・株価・広告・宣伝費
  • イ人事・経理・営業・総務
  • ウ設計・製造・検査・出荷
  • エ生産性・安全・士気・環境
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正解:エ

QCDだけでなく、生産性(Productivity)、安全(Safety)、士気(Morale)、環境(Environment)の頭文字をとったPSMEを合わせて考えることで、職場全体の総合的な品質をとらえることができる。

問19

職場でよく使われる「ほうれんそう」が表す3つの行動の組み合わせとして最も適切なものはどれか。

  • ア報告・連携・想像
  • イ報告・連絡・相談
  • ウ方向・連絡・操作
  • エ報告・連絡・想定
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正解:イ 報告・連絡・相談

「ほうれんそう」は、報告・連絡・相談の頭文字をとった言葉で、職場の人間関係を良くし、仕事を円滑に進めるために欠かせないコミュニケーションの基本として広く使われている。

問20

仕事の指示や報告を行う際に漏れがないようにするための考え方「5W1H」の組み合わせとして最も適切なものはどれか。

  • アいつ・どこで・誰が・いくらで・なぜ・どのように
  • イいつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように
  • ウいつ・誰が・何を・なぜ・いくつ・どのように
  • エどこで・誰が・何を・どのくらい・なぜ・誰と
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正解:イ

5W1Hとは、When(いつ)・Where(どこで)・Who(誰が)・What(何を)・Why(なぜ)・How(どのように)の頭文字をとった言葉で、情報を漏れなく整理して伝えるための基本となる考え方である。

4この練習問題について(出典・注意事項)

本試験の総出題数・満点はJSAの公式資料に記載がなく非公表です。 この20問は出題範囲・出題形式に沿った練習問題であり、本試験1回分の構成や出題数を再現したものではありません。

対策アプリ「QCウカール」

この20問で手ごたえを感じたら、対策アプリ「QCウカール」で続きを解けます。 QC検定3級・4級を1本で切り替えて学習でき、手法分野・実践分野・企業活動の基本を含む オリジナル問題を全630問収録。本試験と同じCBT四者択一式・90分の模擬試験にも対応しています。

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