QC検定(品質管理検定)3級・4級とは?級の選び方・CBT試験の内容・合格率をまとめて解説
QC検定(品質管理検定)は、業種を問わず品質管理の考え方・手法を測る検定試験です。 「3級と4級のどちらを受ければいいのか」「CBTってどんな形式なのか」が分かりにくいまま 勉強を始めてしまう人が少なくありません。このページでは、実施団体である 一般財団法人日本規格協会(JSA)品質管理検定センターの公表資料にもとづいて、 迷いやすいところを順に整理します。
※本ページはアプリ製薬が独自に作成した非公式の解説です。日本規格協会・日本科学技術連盟その他の 実施団体を代表するものではありません。試験日程・受検申請・合格発表などの正式な情報は、 必ずQC検定ポータル(日本規格協会)でご確認ください。
1QC検定とは
QC検定(品質管理検定)は、一般財団法人日本規格協会(JSA)品質管理検定センターと 一般財団法人日本科学技術連盟(JUSE)が実施する、品質管理の知識・考え方を測る検定試験です (2005年発足)。級は1級・準1級・2級・3級・4級の5段階に分かれています。
3級・4級はCBT方式です。全国のテストセンターに設置されたパソコンで受検し、 四者択一(ア〜エ)で解答します。第40回(2025年9月)から3級・4級は完全にCBTへ移行しました。 1級・準1級・2級は紙のマークシート方式で、実施時期・会場が異なります。
本アプリが対応しているのは3級・4級です。1級・準1級・2級は対象外です。
23級・4級、どちらを受ければいい?
3級は4級の範囲を含んだ上位互換の試験です。ただし問われる深さが違うため、 次の観点で選ぶと迷いにくくなります。
| 級 | 向いている人 | 内容 |
|---|---|---|
| 4級 | はじめて品質管理を学ぶ人・社会人の基礎から固めたい人 | 「企業活動の基本」(報連相・5S・安全衛生など)を含む入門レベル。計算問題は出題されません。 |
| 3級 | 4級の内容に加えて、統計・計算を扱える人 | 新QC七つ道具・確率計算・基本統計量・管理図など、4級より踏み込んだ内容が加わります。 |
受検資格に制限はありません。学歴・年齢・実務経験を問わず、誰でも受検できます。 「3級から」と決めつけず、内容に自信があれば3級から始めても構いません。
3受検料
| 級 | 受検料(税込) |
|---|---|
| 3級 | 5,830円 |
| 4級 | 4,400円 |
2026年時点の税込金額です。コンビニ払い・ATM払いを選んだ場合は別途決済手数料がかかります。 金額は改定されることがあるため、申し込む前に必ず公式サイトで確認してください。
4試験の方式(CBT)
3級・4級は、全国のテストセンターのパソコンで受検するCBT方式です。四者択一(ア〜エ)・ 試験時間はどちらの級も90分。3級のみ画面上の電卓機能が使えます(私物の電卓は持ち込めません)。 4級は電卓を使いません。
5合格基準
JSAが公表している合格基準は、級によって建て付けが違います。
| 級 | 合格基準 |
|---|---|
| 3級 | 手法分野・実践分野それぞれ概ね50%以上、かつ総合得点が概ね70%以上 |
| 4級 | 総合得点が概ね70%以上(分野ごとの下限〈足切り〉はありません) |
3級だけに分野別の下限があります。4級は総合点だけで合否が決まりますが、 3級は総合が70%を超えていても、手法分野・実践分野のどちらかが50%を下回ると不合格になります。 「得意な分野で稼いで苦手な分野を捨てる」戦い方ができないのは3級だけです。
6出題範囲
出題範囲は「品質管理検定レベル表」(Ver.20150130.2)で定められています。 「3級は、3級に加えて4級の範囲を含んだものが試験範囲」=3級は4級の上位互換です。
- 4級だけの独立区分「企業活動の基本」(製品とサービス・QCD・報連相・5W1H・ 三現主義・5ゲン主義・マナー・5S・安全衛生〈ヒヤリハット・KY・ハインリッヒ〉・規則と標準)
- 3級で追加される主な論点:新QC七つ道具(7種)/正規分布・二項分布の確率計算/ 基本統計量(不偏分散・標準偏差)/X̄-R管理図・p/np管理図/工程能力指数/相関分析/ 品質保証(FMEA・FTA・QC工程図等)/方針管理・日常管理/ISO9001
実際にどんな形(穴埋め・計算など)で問われるかは、公式問題例を実測したページで詳しく解説しています。
→ どんな問題が出るか(公式問題例の実測)
QC七つ道具・新QC七つ道具の違いや覚え方は別ページで、
計算問題の頻出の式は計算問題対策のページで整理しています。
7合格率(実施概要報告の実測)
| 回 | 3級 受検者/合格率 | 4級 受検者/合格率 |
|---|---|---|
| 第40回(2025-09・CBT初回) | 22,586人/約49.7% | 7,853人/約82.0% |
| 第39回(2025-03・紙最終回) | 24,524人/約51.7% | 7,800人/約84.3% |
3級は約50%、4級は80%台前半で安定しています(CBT移行の前後で大きな差はありません)。 なお2級は約31〜35%で、本アプリの対象外です。
8試験の実施・申込
年2回の「開催期間」制で、期間内に受検者自身がテストセンターと日時を予約するローリング方式です。 合格発表は試験実施期間の終わりから約1.5か月後(月単位)。
9勉強の進め方
- まず出題の「型」を知る。 QC検定は暗記だけでなく、文中の空欄を埋める 「穴埋め型」や、計算して答えを出す「計算型」が主役です。型を知らないまま知識だけ 詰め込むと、本番で「知っているのに解けない」状態になります。
- 3級は計算問題を避けない。 基本統計量(平均値・範囲・不偏分散・標準偏差)や 正規分布の確率計算は、公式さえ押さえれば得点源になります。3級のみ画面電卓が使えるので、 計算の手順そのものを覚えることに集中できます。
- 4級は用語と定義を正確に。 4級は電卓を使わない分、用語の定義・考え方を 正確に覚えているかを問う穴埋め型が中心です。
- 4級から始めるなら「企業活動の基本」を後回しにしない。 4級だけの独立区分で、 3級では出題されません。
対策アプリ「QCウカール」
アプリ製薬の「QCウカール」は、QC検定3級・4級を1本で切り替えて学習できる対策アプリです。 本試験と同じCBT四者択一式・90分で、級ごとの模擬試験に対応しています。
- 合否判定は級ごとの建て付けの違い(3級のみ分野別の足切り)をそのまま再現します。
- 公式問題例を実測し、穴埋め型・計算型の出現比率を模擬試験に反映しています。
- 問題はすべてオリジナルで、各問に解説と出典(JIS規格・公式資料等)を明記しています。
- 広告なし。学習データは既定では端末内にのみ保存されます。
→ 無料で20問解いてみる(練習問題・解説つき)
→ 開催期間・申込期間はいつまでか
→ CBT方式とは(テストセンター・電卓の有無)
→ どんな問題が出るか(公式問題例の実測)
→ QC七つ道具・新QC七つ道具とは(覚え方)
→ 3級の計算問題対策(電卓事情・頻出の式まとめ)